Unified Runnerの概要
Unified Runnerは次世代のmablテストサービスで、テスト実行の信頼性向上と高速化が図られています。クラウド、CLI、デスクトップアプリケーションでテストロジックを統合することで優れた信頼性を実現しています。
Unified Runnerは、クラウド上でブラウザテストを実行するための以前の仕組みに代わるものです。現時点では、Chrome, Edge, Firefox, および Safari (Webkit) でUnified Runner を利用して、ローカル実行とクラウド実行の双方でテストを実行することができます。
改善点
Unified Runnerでは、速度や信頼性の向上に加え、以下の機能強化が図られています。
テストのセットアップ
全てのブラウザテスト実行はUnifed Runnerにて行われます。
Legacy runnerの廃止
Unified Runnerは、クラウドでのブラウザテストの実行におけるレガシーな実装であるLegacy Runnerの代わりになりました。
Legacy Runnerの廃止スケジュールについては こちらをご参照ください。
動作の変更
以下は、Unified Runnerでの既知の動作の変更です。
テストの作成:
- 右側の角括弧のない無効なCSSセレクターは受け入れられなくなります。既存のテストを更新して、CSSセレクターを正しい書式に修正する必要があります。たとえば、Legacy Runnerでは、[aria-label="settings-portal-access" というCSSを認めていましたが、Unified Runnerではこれが受け入れられなくなるため、[aria-label="settings-portal-access"] に修正する必要があります。
- Legacy Runnerの場合よりも、JavaScriptの構文が厳密に適用されるようになります。たとえば、変数は必ず明示的に定義する必要があります。
テスト実行:
- 要素の検索ステップでXPathまたはCSSセレクタを使用してテキストを入力する場合、XPathまたはCSSセレクタでテキストを入力する対象の入力要素を見つける必要があります。Legacy Runnerでは、要素にフォーカスがあたっていない場合でも、テキストの入力を行おうとしていました。
- 幅(width)と高さ(height)が指定されていない場合、Unified Runner のデフォルトは、クラウド上で幅(width) 1400と高さ(height)1000を使用します。テストが作成されたときに使用されたビューポート サイズと同じ幅(width)と高さ(heigh)を設定
することをお勧めします。
Unified Runner で実行されたテスト実行の確認
Unified Runner で実行されたテスト実行を確認するには、[テスト結果] ページ、テスト出力ページ、プラン詳細ページなど、テスト結果が表示される場所でブラウザーアイコンにマウスカーソルを合わせます。

[テスト結果] ページでの、Unified Runner でのテスト実行の確認
ブラウザーアイコンにマウスカーソルを合わせると、ツールヒントに以下の情報が表示されます。
- ブラウザー
- ブラウザーのバージョン: このバージョン番号は、実行時のテストのバージョンに対応しています。
- ランナー: [Unified] または [Legacy]
テスト出力ページ上部の [Runner] 列で、ブラウザーテスト実行で [Unified] と [Legacy] のどちらが使用されたのかを確認します。

テスト詳細ページでのUnified Runner
を使ったテスト実行の確認
Unifiedテスト実行の確認、インテリジェント待機、およびUnified Runnerへの移行もあわせてご確認ください。
Updated 2 months ago