mabl Linkを使用すると、mablクラウドからプライベートネットワーク内のアプリケーションに対してセキュアにテストを実行できます。mabl Link Agentをセットアップして、mablクラウドとのセキュアトンネルを確立すると、mablワークスペースを設定してmabl Link経由でテストを行うことができます。
この記事では、次の方法について説明します。
mabl Link経由でのテストトラフィックのルーティング
mabl Link経由で実行するようにテストを設定する前に、mablアプリケーションの [ネットワーク] ページでステータスが [Connected] になっていることを確認します ([ワークスペース] > [ネットワーク])。アクティブなLink Agentが表示されない場合は、Link Agentのセットアップおよびmabl Linkの問題のトラブルシューティングに関する記事を参照してください。
mabl Linkは環境レベルで設定されます。次の手順を実行して、Link Agentを環境に追加します。
- mablアプリケーションの [アプリケーション] ページに移動します ([テスト環境設定] > [アプリケーション])。
- 設定する環境の設定項目を開きます。
- 既存の環境にLinkを追加するには、環境名にマウスカーソルを合わせ、表示される編集用の鉛筆アイコンをクリックします。
- 新しい環境にLinkを追加するには、[+ 新規環境] ボタンをクリックします。
- [リンクエージェントを使用する] ボックスのチェックをオンにします。
- ドロップダウンメニューからLink Agentを選択します。
- 設定を保存します。
mabl Link経由でのテストトラフィックのルーティング
Link Agentを環境に関連付けると、その環境に関連するすべてのプランのトラフィックが、そのLink Agentを経由してルーティングされます。テスト環境の一部だけがプライベートの場合は、mabl Link経由でのアクセスが必要なテスト専用の環境をmablに作成します。
プライベートネットワークにアクセスするテストとプランが、mablでLinkを有効にした環境を使用するように設定されていることを確認します。テストがmablクラウドで実行される場合、URLはネットワーク内のLink Agentホストによって解決されます。
mabl Link経由でテストを実行すると、テスト出力の先頭に、次のようなログ行が表示されます。
Found active mabl Link with name "{link-agent-name}"
Linkを有効にしたテスト実行とプラン実行に問題がある場合は、mabl Linkのトラブルシューティングに関する記事を参照して、問題の切り分け方法を確認してください。
テスト環境でのmabl Linkの無効化
mabl Link経由でのテストトラフィックのルーティングを停止するには、環境レベルでLink Agentを無効にします。
- mablアプリケーションの [アプリケーション] ページに移動します ([テスト環境設定] > [アプリケーション])。
- 更新する環境にマウスカーソルを合わせます。
- 表示される編集用の鉛筆アイコンをクリックします。
- [リンクエージェントを使用する] ボックスのチェックをオフにします。
- 設定を保存します。
これで、この環境で実行されるテストとプランがmabl Link経由でテスト対象アプリケーションに接続することはなくなります。アドレスの解決はmablクラウド内で行われるようになります。
デプロイイベントでのLink Agent名のオーバーライド
開発者がローカル開発環境でテストを行う必要がある場合など、シナリオによっては、一部のテストとプランで使用されているLink Agentを一時的にオーバーライドする必要があります。mablデプロイイベントを使用すると、新しいLink Agent名を渡すことで、環境で設定済みのLink Agentを動的にオーバーライドすることができます。
デプロイイベントで使用されているLink Agentをオーバーライドするには、次のパラメーターをJSONリクエストボディに追加します。
"plan_overrides":{"link_agent_label":"your-agent-name-here"}