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Link Agentの要件

Molly Exten
  • 更新

ネットワーク内のマシンでmabl Link Agentをセットアップする前に、Link Agentを実行するマシンがこの記事の要件と推奨事項を満たしていることを確認してください。

システム要件

mabl Linkが最適な形で動作するのは、Link Agentをネットワークの常時稼働のサーバーまたはVMにインストールして実行する場合です。常時稼働のサーバーまたはVMにLink Agentをインストールできない場合は、中断やダウンタイムの時間が最短のマシンを選択してください。Link Agentの接続が切断されているときにmablテストの実行がスケジュールされている場合、そのmablテストはテスト対象アプリケーションに接続できません。

例外

mabl Linkの仕組みを確認するためにチームのmabl Linkをテストしたり、localhostをテストしたりする場合は、個人用のワークステーションにLink Agentをセットアップしてもかまいません。

システムリソース

システムリソースに厳密な最小要件はありませんが、vCPU 1つ以上、RAM 4GB以上、ストレージ2GB以上をお勧めします。

クラウドで実行する場合は、バースト可能なインスタンスタイプを避けることをお勧めします。このタイプは、CPUとネットワークのパフォーマンスが大幅に低下する場合があるためです。次のインスタンスクラスをお勧めします。

  • AWS: Cクラスインスタンス
  • GCP: N2、N2D、T2D、C2、C2Dクラスインスタンス

ソフトウェア

Link Agentは、Java 11以降をサポートするJVMで実行する必要があります。Linux、Windows、macOSにはOpenJDK 11をお勧めします。

Dockerを用いたLinkの使用方法

セットアップと保守を簡単に行うには、Dockerコンテナー内でLink Agentを実行してください。mabl Link Dockerイメージには、正しいJavaバージョンがすでにインストールされています。

高可用性設定

mabl Link経由で多くのテストを実行するワークスペースでは、同一名の複数のLink Agentを別々のマシンで実行することにより、高可用性 (HA) 設定をセットアップすることができます。HA設定では、あるLink Agentが切断されても、mablテストはまだ実行中のLink Agentに接続し続けます。トラフィックの負荷分散は、同一名のLink Agent間で自動的に行われます。

ネットワーク要件

mabl Link経由でテストを実行する場合、トラフィックの起点は、ネットワーク内の、Link Agentを実行するマシンと見なされます。コンテナーセットアップの場合、コンテナーホストがトラフィックの起点です。

Link Agentを実行するマシンは、mablテストでDNSアドレスを解決できる必要があります。DNSアドレスには、パブリックでないFQDN、プライベートIPアドレス、https://app-local.example.comなどの/etc/hostsエントリがあります。Link Agentを実行するマシンがDNSアドレスを解決し、テスト対象アプリケーションで使用されるすべてのリソースにアクセスできる限り、mablテストも同じことができます。

例外

大半のブラウザーにはセキュリティ上の制約があり、localhostや127.0.0.1などのリンクローカルアドレスにLink Agent経由で接続をルーティングすることは制限されています。mabl Linkを使用してlocalhost URLを操作するようにmablテストを設定する方法については、mabl Linkでのlocalhostのテストを参照してください。

送信トラフィック

mabl Linkは、<agent-host>.link.mabl.comでTLS暗号化されたWebSocket接続 (ポート443) を介してmablクラウドに接続されます。<agent-host> はワークスペースとエージェント名に基づいて動的に生成されます。接続プロセス、プロビジョニング、自動更新を調整するために、mabl Linkはmabl API (api.mabl.com) にも接続されます。

会社のファイアウォールに送信トラフィックに関する制限がある場合は、必要に応じてネットワークチームに依頼し、Link Agentがmablクラウドに接続できるようにする必要があります。

  • 会社のファイアウォールが送信トラフィックをブロックする場合は、許可リストに*.link.mabl.comとapi.mabl.comを追加するようにIT管理者に依頼し、mabl Linkトラフィックがmablクラウドに接続できるようにする必要があります。
  • 会社のネットワークがポート443に対する送信接続をブロックする場合は、Link Agent用にブロックの適用解除が可能かどうかをネットワークインフラストラクチャー部門に確認してください。
  • ネットワークでHTTPフォワードプロキシを使用する場合は、選択したプロキシモードと除外対象に基づいてLink Agentトラフィックをルーティングする方法を、フォワードプロキシに関する記事で確認してください。

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