この記事では、クラウド実行、ローカル実行、トレーニングセッションで、ブラウザーロケールとタイムゾーンのデフォルト設定をオーバーライドする方法について説明します。
mablテストのトレーニングや実行をローカルで行う場合、mablテストはテストを実行するオペレーティングシステムのロケールとタイムゾーンのデフォルト設定を引き継ぎます。ただし、クラウドでテストを実行する場合は、mablによってブラウザーのロケールがen-US
(アメリカ英語) に、タイムゾーンがUTC+0
に設定されます。
次の場合には、個別のブラウザーロケールやタイムゾーンを設定しておくと便利です。
- マルチロケールのテストを行う
- トレーニングおよび実行時のテスト動作の不一致を減らす
たとえば、日本で飲食店のデリバリーアプリケーションをテストする場合は、トレーニングおよび実行時の価格とデリバリー時間に不一致が生じないようにするため、プラン実行でロケールをja
に、タイムゾーンをUTC+9
に設定することができます。
ブラウザーロケールは、言語と地域の識別子を組み合わせたものです。これは、Webページで使用される言語や、通貨、日付形式、数字の表示値に影響します。
たとえば、オンライン店舗では、次のように、ユーザーのブラウザーロケールに応じて言語を変更することができます。
-
en-US
またはen-GB
のロケールでページにアクセスされた場合、どちらの場合も表示言語を英語にし、ケールに応じて表示通貨を米ドルまたは英ポンドに変えることができます。 -
ja
のロケールでページにアクセスされた場合は、デフォルトで日本語を表示し、通貨を円にすることができます。
クラウド実行
プラン実行
特定のプランのブラウザーロケールとタイムゾーンを編集するには、次の手順を実行します。
- プラン詳細ページで鉛筆アイコンをクリックします。
- [Device Settings] で、[Additional Settings] をクリックします。
- ドロップダウンから目的のブラウザーロケールまたはタイムゾーンを選択します。
- プランを保存します。
アドホック実行
アドホッククラウド実行のブラウザーロケールとタイムゾーンを編集するには、次の手順を実行します。
- テストの詳細ページで、[Run test] ボタンをクリックします。
- [Cloud run] タブで、[Customize localization options] をオンにします。
- ドロップダウンから目的のブラウザーロケールまたはタイムゾーンを選択します。
- [Start run] ボタンをクリックします。
ローカル実行とトレーニングセッション
ローカル実行とmablトレーナーでのトレーニングセッションでブラウザーロケールまたはタイムゾーンを設定するには、[Preferences] メニューを使用します。
- [Edit] > [Preferences] に移動します。
- [BROWSER] タブをクリックします。
- ドロップダウンから目的のブラウザーロケールまたはタイムゾーンを選択します。
- 設定を保存します。
CLIを使って起動するテスト実行
mabl CLIを使って起動するテストのブラウザーロケールまたはタイムゾーンを設定するには、mabl tests run
またはmabl tests run-cloud
コマンドで“--locale”または“--timezone-id”を使用します。