フォワードプロキシを使用するネットワークでLink Agentを実行している場合、プロキシオプションを使用して、送信Linkトラフィックをmabl Link Serviceに正しくルーティングすることができます。
プロキシを設定するには、次のコマンドライン引数を使用します。
オプション | 説明 |
--http-proxy または-h
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プロキシサーバーのホストアドレスとポートを--http-proxy host:port の形式で指定します。 |
--proxy-auth または-i
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オプション。プロキシサーバーに認証が必要な場合、ユーザー名とパスワードを--proxy-auth username:password の形式で指定します。 |
--proxy-mode または-y
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オプション。プロキシを使用するトラフィックを指定します。詳細については、プロキシモードに関するセクションを参照してください。 |
--proxy-exclude |
オプション。送信mabl Linkトラフィックが特定のIPアドレス、CIDR範囲、ホスト、またはドメインを回避するように設定します。詳細については、プロキシの除外対象に関するセクションを参照してください。 |
プロキシ自動設定 (PAC) ファイル
プロキシ設定のためにPACファイルを使用する場合は、コマンドラインでオプションを渡す方法ではなく、設定ファイルを使用してLink Agentを実行する必要があります。詳細については、Link Agent設定ファイルに関する記事を参照してください。
プロキシモード
デフォルトでは、プロキシ設定を使用するのは、API呼び出しやセキュアトンネルを含め、mablへの接続に限られます。プロキシを別の方法で適用するには、--proxy-mode
または-y
オプションを使用して別のモードを設定します。
プロキシモード | 説明 |
--proxy-mode all |
すべての接続が、設定されたプロキシを経由して確立されます。 |
--proxy-mode none |
どの接続も、設定されたプロキシを使用しません。すべての接続がプロキシなしで確立されます。 |
--proxy-mode mabl |
デフォルト設定。*.link.mabl.com とapi.mabl.com への接続には、プロキシ設定が使用されます。テスト対象システムへの接続など、他のすべての接続は、プロキシなしで確立されます。 |
--proxy-mode upstream |
テスト対象システムなどのアップストリームホストへの接続にのみ、プロキシ設定が使用されます。mablへの接続は、プロキシなしで確立されます。 |
プロキシの除外対象
プロキシが特定のホストにのみアクセスしなければならない場合は、プロキシの除外対象をカンマ区切りで指定します。プロキシの除外対象には、次のタイプがあります。
- 1つのIPアドレス - 例:
192.168.10.50
- CIDR範囲 - 例:
10.0.0.0/8
- ホストまたはドメイン - 例:
example.com
ホストやドメインを除外する場合、アドレスはサフィックスとして扱われます。たとえば、除外対象としてexample.com
を指定した場合、これはwww.example.com
、api.example.com
、host1.subdomain1.example.com
にも一致します。
実際の指定例は、次のようになります。
--proxy-exclude
"localhost,127.0.0.1,192.168.10.50,10.0.0.0/8,example.com"