WindowsでのLink Agentの使用

WindowsマシンでLink Agentを実行する場合は、Link Agent設定を信頼性の高いものにするために、以下の手順を実行することをお勧めします。

Javaのインストール

Link AgentはJavaで実行されるため、Java 9以降をマシンにインストールする必要があります。Java 11をインストールすることをお勧めします。最初に、Windows用のJava 11 JDKをダウンロードしてインストールしてください。通常は、.exeインストーラーを使用するのが最も簡単です。

Javaの設定

インストーラーでJAVA_HOME環境変数が設定されていない場合は、この環境変数を設定する必要があります。最初に、システム環境変数の編集を行います。

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[System variables] にJAVA_HOMEが表示されない場合は、これを追加する必要があります。また、Path変数の調整も行う必要があります。

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システム変数とユーザー環境変数

変数の追加/編集は、[Environment Variables] ウィンドウの下の方にある [System variables] セクションで行い、上部の [User variables for...] セクションでは行わないようにしてください。

[New...] ボタンをクリックし、変数名にJAVA_HOMEと入力して、[Browse Directory...] ボタンをクリックします。Javaをインストールした場所に移動します。このパスは、通常、C:\Program Files\Javaの下にあります。jdk-で始まるディレクトリ (例: jdk-11.0.2) を選択します。

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[OK] ボタンをクリックし、[System variables] の下にJAVA_HOME変数が表示されていることを確認します。

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次に、Path変数を選択し、[Edit...] ボタンをクリックします。

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[New] ボタンをクリックし、%JAVA_HOME%\binと入力します。[OK] ボタンをクリックします。

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[Environment Variables] および [System Properties] ウィンドウで [OK] をクリックします。

Javaの設定の確認

コマンドプロンプトを開きます。

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java -versionコマンドを入力し、次の画像のような出力が表示されることを確認します。

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Javaのバージョンは、Javaをインストールしたときの最新バージョンによって異なります

Link Agentの展開と実行

同じコマンドプロンプトで、Link Agent (link-agent.zip) をダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを使ってアーカイブを展開します。
シェル

powershell.exe -NoP -NonI -Command "Expand-Archive link-agent.zip"

次に、cdコマンドを使ってlink-agent\link-agentディレクトリに移動し、Link Agentスクリプトを実行してLink Agentが実行可能であることを確認します。コマンドライン引数を指定しない場合、ヘルプが表示され、スクリプトは終了します。
テキスト

cd link-agent\link-agent
bin\link-agent
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続いて、次の必要最小限の引数を指定して、Link Agentを実行します。

  • APIキー (-a)
  • 一意のエージェント名 (-n)

Link AgentをWindowsサービスとして実行

Link Agentが機能することを確認できたら、画面がロックされた場合やログアウトした場合でもバックグラウンドで継続して実行されるように、Link Agent用のWindowsサービスを作成することをお勧めします。

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NSSMのインストール

LinkAgentをシステムサービスとしてインストールするには、最初にNSSMというヘルパープログラムをインストールする必要があります。こちらからNSSMをダウンロードし、64ビット版の実行可能ファイルをパス上のディレクトリに展開します。この実行可能ファイル用に別のディレクトリ (C:\nssmなど) を作成し、このディレクトリをパスに追加するか、パス上にすでに存在するディレクトリ (C:\windowsなど) に実行可能ファイルをコピーすることができます。

次のステップでは、完全なLink Agentコマンド (APIキー、エージェント名、その他のパラメーターを含む) を個別の.batスクリプトに保存します。このスクリプトでは、Link Agentへの絶対パスを使用することをお勧めします。以下に示すのは、このガイドの前述の例に基づいたスクリプトの例です。

C:\mabl\link-agent\link-agent\bin\link-agent -a <your-api-key-here> -n <your-link-agent-name-here>

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Link Agent実行可能ファイルの絶対パスの指定

ラッパースクリプトでは、Link Agentへの絶対パスを指定するようにしてください。ドライブ文字 (C:\など) で始まるパスを指定することをお勧めします。

このファイルを既知の場所 (C:\mabl\link-agent-wrapper.batなど) に保存します。次に、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。

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NSSMを使用してLink Agentのサービスを作成し、ラッパースクリプトを作成したパスに置き換え、作成したサービスを開始します。

nssm install LinkAgent C:\mabl\link-agent-wrapper.bat
nssm start LinkAgent

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ラッパースクリプトへの絶対パスの指定

nssm installコマンドを実行する際には、ラッパースクリプトへの絶対パスの指定するようにしてください。ドライブ文字 (C:\など) で始まるパスを指定することをお勧めします。

LinkAgentサービスは、必要に応じて起動時に実行するように設定することも、nssm startコマンドを使って手動で開始することもできます。