mablの製品構成は、チームのテストニーズに応じてワークスペースを体系化できるようになっています。mablワークスペースは、アプリケーション、環境、プラン、テストという4つの主要なコンポーネントで構成されます。
このガイドでは、各コンポーネントの概要と全体のテスト戦略における位置付けについて説明します。
アプリケーション
mablのアプリケーションは、顧客に提供している個々の製品を表します。たとえば、会社のマーケティングサイト、カスタマーポータル、内部管理サイトをテストする場合であれば、mablでテスト用に3つのアプリケーションを作成することができます。アプリケーションは、アプリケーションURLまたはモバイルビルドファイルを使用して、1つまたは複数の環境に関連付けることができます。
mablでテストやプランを作成する際は、テスト対象のアプリケーションと1つまたは複数の環境を選択します。
環境
アプリケーションは1つまたは複数の環境に関連付けられます。mablの環境は、ソフトウェア開発ライフサイクルのステージを表します。
コードをデプロイする環境(開発、QA、アルファ、ベータ、リリース候補、本番など)に準じた名前を環境に付けることで、チームのソフトウェア開発ライフサイクルを反映した形でmablワークスペースを設定することができます。
プラン
プランは、特定のユーザーの役割に関するテストや関連する特定の機能セットに焦点を当てたテストなど、特定の領域に焦点を合わせた順序付けられたテストのグループです。1つのアプリケーションに複数のプランを関連付けることはできますが、各プランに関連付けることができるアプリケーションは1つだけです。
プランでは、テスト自動化戦略の設定を行い、スケジュールに基づいてテストを実行したり、CI/CDワークフローでデプロイイベントの前後にテストを実行したりするように設定します。
テスト
テストは、アプリケーションが期待どおりに動作していることを検証するのに使用する一連のステップです。テストは、同時に複数のプランに関連付けることができます。mablでは、mablトレーナーでスタンドアロンのブラウザーテスト、 モバイルアプリテスト、 APIテストエディターでAPIテスト、またビジュアルスモークテストを作成できます。また、既存のテストを使用して、パフォーマンスとアクセシビリティの検証を行うこともできます。
テストでは、適用されるプラン、アプリケーション、環境の範囲に収まる小さな機能単位に焦点を当てる必要があります。
ワークスペースへの集約
アプリケーション、環境、プラン、テストの総数は、各チームのテストニーズによって異なります。これらの主要なコンポーネントをまとめることで、1つのmablワークスペースが形成されます。
mablワークスペースのセットアップの詳細については、はじめにを参照してください。