mablでは、環境レベルで変数を定義し、これらの変数を複数のテストで使用できます。各環境が同じ変数を定義している限り、開発環境や本番環境などの複数の環境にわたって同じテストを実行できます。
この機能の一般的なユースケースは、環境固有のURL、APIエンドポイント、APIキーに変数を定義して、ステージング環境や本番環境など、複数の環境で同じテストを実行できるようにすることです。
環境変数の作成方法
[Configuration] > [Applications]
に移動します。- 環境変数を追加する環境の名前にマウスカーソルを合わせます。環境名の横に鉛筆アイコンが表示されます。
- 鉛筆アイコンをクリックして、[Edit Environment] ページを開きます。
- [Add environment variable] ボタンをクリックします。
- 変数名と値を入力します。異なる環境にわたって変数を使用する場合は、名前が完全に一致していることを確認してください。変数名は、大文字と小文字が区別されます。
命名規則として「スクリーミングスネークケース (すべて大文字のスネークケース)」を使用することで、環境変数とテスト内の他の変数をすばやく区別することができます。
例: API_URL、ADMIN_USERNAME
環境変数を保存する場合、環境変数はJSONにシリアル化され、ワークスペースに固有の暗号化キーによって暗号化されます。特定の環境でのシリアル化された環境変数の合計サイズは、64kb以内である必要があります。
Postmanから環境変数のインポート
既存のPostman 環境 を mabl にインポートするには、Postman変数のインポート ボタンをクリックし、Postman 環境の JSONファイル をアップロードします。インポートする変数を選択し、名前と値を編集できます。Postman変数のインポート フォームを保存すると、変数が環境に追加されます。
Postman環境変数のインポート
警告アイコンは、環境内の既存の変数と競合していることを示します。競合する変数を保存すると、環境内の既存の値が上書きされます。
環境変数の使用
作成した環境変数は、テスト内で作成した他の変数と同じようにテスト内で使用できます。たとえば、以下のスクリーンショットに示すように、環境変数をテキストフィールドに入力することで、URLにアクセスするために使用したり、APIリクエストの一部として参照したりすることができます。
環境変数では、以下の有効な式がサポートされています。
- マクロ
- ランダムデータ
- 数式
これらの式は、トレーニングインスタンスやテスト実行のたびに新しい値に評価されることに注意してください。
環境変数には、{{@another_variable}}
のような他の変数への参照を含めることはできません。