生成AIによるテスト失敗理由のサマリ機能をご紹介します。これは、テストのクラウド実行の失敗について理解する、新しい方法です。
現在、生成AIによるテスト失敗理由のサマリは、ブラウザテスト向けに早期アクセスとしてご利用いただけます。この機能では、生成AIを使用してテスト出力を分析し、テストが失敗した理由を簡潔に説明します。テスト失敗理由のサマリーを使用すると、失敗の内容をすばやく理解し、失敗のパターンを特定するとともに、バグの特定と解決に費やす全体的な時間を短縮することができます。
早期アクセスとしての提供
テスト失敗理由のサマリーは、現在、早期アクセスプログラムとして、全ての mablユーザーおよびトライアルユーザーに提供されています。正式提供前に、予告なく機能が変更される場合があります。
使ってみる
作業を開始する前に、メニューの Help > Check for updates から mablデスクトップアプリを最新バージョンに アップデートしてください。早期アクセスプログラム期間中、ワークスペースのOWNER(所有者)権限のあるユーザは、ワークスペース > LABS メニューから、テス トの失敗理由サマリ機能を有効にできます
失敗理由サマリの生成
失敗したブラウザテストのテスト出力ページで、ページ上部の [失敗の原因は?] ボタンをクリックし、失敗原因のサマリを作成します。
テスト失敗原因のサマリ
mablは以下のテスト出力データをAIモデルに送信して失敗理由のサマリを生成します:
- テスト名と説明
- 失敗したテストステップのテスト出力ログとスクリーンショット
- 最近成功したテストの同じテストステップのテスト出力ログとスクリーンショット (もしあれば)
生成された失敗理由のサマリに問題がなければ、[保存] ボタンをクリックして保存します。一度保存すれば、必要なときにいつでもテスト出力ページから失敗理由のサマリにアクセスできます。
失敗理由と思われる原因
失敗理由のサマリの一部として、失敗理由と思われる原因が表示されます (英語表示)。失敗理由のカテゴリ分類は、mabl ダッシュボード、リリースカバレッジダッシュボード、および BigQuery インテグレーション時のエクスポートデータに表示されます。失敗したテスト実行に、一貫性を持ってカテゴリ分類を正確に適用することで、チームが全体的なアプリケーション品質を理解し、レビューの時間を節約するのに役立ちます。
Categorized failures on the mabl dashboard mablダッシュボードで故障を分類
フィードバック
テスト失敗理由のサマリは、早期アクセスプログラムとして提供され ています、より使いやすいものへと改善するため、mabl プロダクトポータルでこの機能へのフィードバックをいただけますようお願いいたします。
皆様からのフィードバックは、皆様やコミュニティのためにより良い製品を構築するために非常に重要です。
mabl における生成AI
失敗理由のサマリの機能は、Google CloudのAIツールの上に構築されています。mabl とプラットフォーム提供者である Google Cloud のいずれも、お客様のデータを一般的なAIモデルのトレーニングに使用することはありません。
mablにおける生成AIの利用についてご懸念をお持ちの場合、カスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。
また、mabl におけるお客様データの取扱については、ヘルプ内のデータセキュリティーとプライバシーのページをご参照ください