mablにPostmanコレクションをインポートすると、mablで認証設定が正しく適用されます。この記事では、Postmanとmablにおける認証設定の仕組みと、認証設定がmablにどのようにインポートされるかを説明します。
Postmanの認証
Postmanの認証設定は、コレクション、コレクション内のフォルダー、または個別のリクエストに適用できます。これらの認証設定は、認証タイプとして [Inherit auth from parent] が指定されているすべての下位フォルダーまたはリクエストに反映されますが、子フォルダーまたはリクエストの固有の認証設定 ([No auth] を含む) によってオーバーライドされます。
- コレクションレベルの認証は、子フォルダーまたはリクエストの認証設定によってオーバーライドされない限り、コレクション内のすべてのリクエストに適用されます。
- フォルダーレベルの認証は、子フォルダーまたはリクエストの認証設定によってオーバーライドされない限り、下位のフォルダーとリクエストに適用されます。
- リクエストレベルの認証は、個別のリクエストに適用されます。
mablの認証
mablの認証設定は、テストレベルとリクエストレベルで適用できます。各リクエストのデフォルトの認証方法は [Inherit auth from parent] です。つまり、テストレベルの認証設定はリクエストに反映されます。ただし、リクエストレベルの認証設定がある場合は、その設定がテストレベルの認証設定をオーバーライドします。
- テストレベルの認証は、リクエストレベルの認証設定によってオーバーライドされない限り、APIテストのすべてのリクエストに適用されます。
- リクエストレベルの認証は、個別のリクエストに適用されます。
mablへの認証設定のインポート
Postmanコレクションをインポートすると、作成されたテストに対してmablがPostmanの認証設定を作り直します。
個別のテストとしてインポートする
フォルダーを個別のテストとしてインポートする場合、次のルールが適用されます。
- フォルダーが固有の認証設定を持つ場合、その認証設定が、作成されたAPIテストに対するテストレベルの認証設定になります。
- フォルダーが親フォルダーまたはコレクションから認証設定を継承した場合、継承した認証設定が、作成されたAPIテストに対するテストレベルの認証設定になります。
リクエストレベルの認証を持つリクエストは、作成されたAPIテストで、同じリクエストレベル認証をそのまま使用します。
単一のテストとしてインポートする
Postmanコレクション全体を単一のテストとしてインポートする場合、次のルールが適用されます。
- Postmanコレクションの認証設定は、作成されたAPIテストに対するテストレベルの認証設定になります。
- コレクションとは異なる認証設定をフォルダーが持つ場合、フォルダーの認証設定を継承したPostmanリクエストは、対応する認証フィールドを持つmablリクエストとしてインポートされます。
リクエストレベルの認証を持つリクエストは、作成されたテストで、同じリクエストレベル認証をそのまま使用します。
現在mablでは、認証タイプとして、APIキー、基本認証、ベアラートークン、OAuth 1.0のみがサポートされています。これら以外の認証タイプがコレクションに含まれている場合、その認証タイプは作成されたmabl APIテストにインポートされません。
他の認証タイプのサポートが必要な場合は、Mabl Product Portalでお問い合わせください。