テスト結果に関して、パフォーマンステスト実行では、結果の出方が機能テスト実行の場合と少し異なります。この記事は、テストの結果を理解するのに役立つ、パフォーマンステストの出力ページの主要なコンセプトについての参照情報です。
パフォーマンステストの結果のフィルタリングと解釈の方法については、パフォーマンステストの確認に関する記事を参照してください。
ステータス
パフォーマンステストステータスを確認する際は、次の点に留意します。
成功/失敗
1つ以上の失敗基準のしきい値が満たされると、パフォーマンステストは失敗します。パフォーマンステストに失敗基準がない場合、パフォーマンステストは常に成功となります。
たとえば、パフォーマンステストが失敗基準なしで、機能テスト失敗率が100%の場合、これも成功として表示されます。
パフォーマンステストの停止
パフォーマンステストを停止する場合、すべてのテストの実行が停止するのに最大1分かかります。停止したパフォーマンステストは、テストが停止するまで請求可能なVUHを消費します。
テスト時間
テスト時間は、パフォーマンステストの実行を完了するのに要した合計時間を表します。この時間には、パフォーマンステストで設定された実行時間のほかに、テストの実行に必要なすべてのリソースをプロビジョニングするのに要した時間と終了時のクリーンアップ時間が含まれます。
たとえば、実行時間を10分間に設定したパフォーマンステストをトリガーした場合、負荷は正確に10分間実行されますが、テスト出力ページの合計テスト時間は、テストに必要なすべてのランナーを起動するのに要する時間に応じて、11~15分になります。
パフォーマンステストを実行するためのリソースをプロビジョニングするのに必要な合計時間は、実行ごとに異なります。
使用状況
パフォーマンステストの使用状況はクレジット単位で測定されます。パフォーマンステストの実行で消費されるクレジット数を特定するには、テスト出力ページに表示される請求可能なVUHの値を4倍します。請求可能なVUHは、15分単位で請求される請求可能な仮想ユーザー時間 (VUH) の合計を表します。
たとえば、請求可能なVUHが3時間と表示されているパフォーマンステストは合計12クレジットを消費します。
機能テスト実行
パフォーマンステストの出力には、テスト時に成功および失敗した機能テスト実行の回数が含まれます。
パフォーマンステストで実行される機能テストの所要時間が、設定されたパフォーマンステストの実行時間より長くなった場合、成功および失敗した機能テスト実行の合計数はゼロになります。
パフォーマンステストメトリック
パフォーマンステストメトリックには、ブラウザーテストとAPIテストの両方のメトリックが含まれます。各メトリックの内訳については、システムパフォーマンスの測定に関する記事を参照してください。