多くのアプリケーションにおいて、PDFのテストはエンドツーエンドのユーザー手順を検証する重要なステップです。mablでは、スクリーンショットの取得と視覚的変化の検出を含め、PDFファイルとその内容の検証を自動化できます。
この記事では、mabl TrainerでPDFをテストする方法について説明します。
PDFのテストは、mablのサブスクリプションのアドオンとして利用できます。詳細については、担当のカスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。
TrainerでのPDFのテスト
mabl TrainerでのPDFのテスト
記録ボタンをオンにした状態で、PDFを開くリンクまたはボタンをクリックします。
埋め込みPDFの場合、Trainerは同じタブにPDFを開きます。Trainerは、PDF埋め込み用の<embed>
タグや<object>
タグをサポートしています。
ダウンロードしたPDFの場合、PDFの内容をテストするかどうかを確認するメッセージがTrainerに表示されます。[YES] をクリックすると、mabl PDFビューアーでPDFが開きます。
PDFがデフォルトのChrome PDFビューアーで開かれている場合は、ダウンロードボタンをクリックします。PDFをダウンロードすると、mabl PDFビューアーでPDFを開くかどうかを確認するメッセージが表示されます。
PDFのダウンロードアサーション
mabl PDFビューアーでPDFを開くと、Trainerはダウンロードアサーションを自動的に追加します。デフォルトでは、このステップでPDFファイルの名前がアサートされます。アプリケーションでPDFがダウンロードされるたびにファイル名を動的に生成している場合は、動的に生成されるファイル名の扱いに関する記述を参照してください。
PDFのダウンロードアサーション
mabl PDFビューアーでのテスト
PDFのダウンロードが済んだら、mabl PDFビューアーでPDFの内容をテストできます。Trainerは、ユーザーがmabl PDFビューアーに切り替えたことを自動的に検出し、記録されたステップの前に、コンテキスト切り替えステップを追加します。
PDFテストに関する次の制限事項に留意してください。
- Safari (WebKit) で実行されるテストではサポートされていません。
- HTTP POSTリクエストで生成されたPDFは、
x-www-form-urlencoded
でエンコードされた場合に限りサポートされます。 - Chromeの制限により、blob URL PDFのトレーニングは、埋め込まれている場合とダウンロードされる場合に限り実行できます。blob URLを直接開く場合やアドレスバーが
blob://
で始まる場合は実行できません。 - Trainerでは、スキャンなど、画像のみのドキュメントには、アサーションを実行できません。
- PDFフォームへの入力はサポートしていません。