概要
mablは、アプリケーション内のエレメントを検索するために多くのインテリジェントな検索ストラテジーを使用します。ページに類似エレメントが多数ある場合、コンテキストを指定すると、mablがこれらのストラテジーを調整し、より柔軟な検索ステップを作成することができます。この情報を追加することで、mablはアプリケーションの変更にすばやく適応し、リストとグリッドをより適切にサポートできます。
たとえば、アプリケーションに14個の類似エレメントを持つグリッドがあり、3行目の最初のエレメントを選択すると仮定します。このエレメントを選択した理由は、エレメントの内容、クラス名、またはhrefのいずれかであり、重要なこの情報を指定すると、エレメントの位置や内容が変更された場合、mablはこのエレメントを見つけることができます。これらの事例では、XPathやCSSを使用するよりも、これらのエレメントが簡単に見つかります。
ユースケース
mablに追加情報を提供すると、特に次の場合に便利です。
- 特定の値を含むリストまたはテーブルで、行のチェックボックスを選択する。
- リストまたはテーブル内の位置に基づいてエレメントを選択する。
- テストの実行のたびに位置が変わる可能性のあるエレメントを正しく見つける。
- テーブル内の列をフィルタリングおよび検証して、列が一意であるか、特定の情報が含まれていることを確認する。
mabl Trainerでのコンテキスト情報の提供
- mablは、追加情報を収集する必要があると判断すると、[Provide more context?] または [Why did you click this element?] という質問を表示します。このコンテキストが提供されると、Trainerは、見つかった類似エレメントの数を表示し、関連する各エレメントを強調表示します。
- 見つかった類似エレメントの数に基づいて信頼度が表示されます。識別属性を選択すると、この信頼度が上がります。選択した属性が、特定された別のエレメントの属性と競合する場合、mablは競合属性を選択する機能を無効にします。
信頼度
信頼度とは、クラウドでのテスト実行の際、特に時間の経過とともにエレメントの内容や位置が変化する場合に、目的のエレメントの検索結果に対してmablがどの程度確信を持っているかを示します。
- これらの識別属性は、ユースケースに基づいてカスタマイズできます。たとえば、innerTextに特定の変数を含むエレメントを探すようにmablに指示できます。探している属性が最初に表示されない場合は、[Show me more options] を選択して、使用可能なすべての属性を表示します。
- 関連するすべての属性を選択したら、[Save] をクリックします。選択した属性は、[View criteria] にカーソルを合わせると表示されます。
後でコンテキストを追加し、条件を編集
後でステップのコンテキストを追加する場合は、ステップの下部に表示される [Provide more context?] をクリックします。同様に、[View criteria] をクリックしてステップの属性を変更することもできます。