mablを使用すると、コードを一切記述することなく、モバイルアプリケーションの自動化されたUIテストを作成、実行して、確認することができます。この記事では、ビルドのエクスポートやクラウドでのテストの実行など、初めてモバイルアプリケーションのテストを行う際の手順について説明します。
ビルドのエクスポート
テストを開始するには、アプリケーションのビルドが必要です。Swift、Java/Kotlin、React Native、Flutter、ハイブリッドアプリを含む、最も一般的な言語とフレームワークをすべてサポートしています。モバイルビルドのエクスポート方法についての詳細な手順は、こちらの記事をご覧ください。
新しいモバイルテストの作成
mablデスクトップアプリケーションで、新しいモバイルテストを作成します。
- 左上の [テスト作成] ボタンをクリックします。
- [モバイルテスト] を選択します。
- 新しいテストフォームで、テスト名を入力します。例: ●●「練習用テスト - <各自の名前>」
- [コーア設定] セクションで、[クラウドトレーニング] タブが選択されていることを確認します。
- チェックボックス [ワークスペース内のあらゆるビルドファイルに対してトレーニングするか、新しいビルドをアップロードします]をクリックしてください。
- 新規ビルドをアップロード をクリックする。
- モバイルビルドを選択します。
- [仮想クラウドデバイス] セクションで、トレーニングセッションで使用するデバイスとOSバージョンを選択します。
- [作成] ボタンをクリックして、mabl Trainerを起動します。
デバイスでテストセッションの準備中に、右側のTrainerパネルを操作することができます。
mabl Trainer
アプリケーションの操作
テストセッションを初めて起動したときは、[Rec] ボタンがオンになっているため、すぐにアプリケーションの操作を取得できます。その後の編集セッションでは、[Rec] ボタンがオフになった状態で起動します。
何をすればよいかわからない場合は、次のようなさまざまな操作を試してみてください。
- アプリケーションのオンボーディングフローの操作を行う
- ログインする
- 項目を検索する
- アカウント設定を編集する
ステップを記録する際は、アサーションを追加してアプリケーションが期待どおりに動作していることを検証するのを忘れないでください。
記録の一時停止
Trainerで操作の記録を一時停止するには、[Rec] ボタンをオフにします。[Rec] ボタンがオフになっているときは、アサーション、waitステップ、フローなど、他のステップを作成できます。[Rec] ボタンをオンに戻すと、Trainerはアプリケーションの操作の記録を再開します。
アプリケーションの基本的な操作の記録が済んだら、再生ボタンをクリックしてテストを再生します。その後、テストを保存し、mabl Trainerを閉じます。
テストの実行
テストケースが確立されたら、mablの安全性に優れたスケーラブルなインフラストラクチャーでテストを実行できます。
クラウドでのアドホック実行をトリガーするには、次の手順を実行します。
- テストの詳細ページで、[テスト実行] ボタンをクリックします。
- アドホック実行パネルで、テスト実行用のアプリケーションとモバイルビルドファイルを選択します。アプリケーションのセットアップが済んでいない場合は、テストのトレーニングに使用したモバイルビルドファイルを選択します。
- モバイルデバイスとOSバージョンを選択します。mablクラウドでサポートされている任意のプラットフォーム互換デバイスとOSバージョンに対してテストを実行できます。
- [テスト実行] をクリックします。
アドホック実行パネル
テストのライブ再生を見る場合は、[テスト実行] ボタンの下に表示されるステータスをクリックします。
次のステップ
初めてのモバイルテストの作成と実行が済んだら、次のようなことを検討してみてください。
- モバイルテストの出力を確認する。
- アップロードしたモバイルテストをアプリケーションと環境に関連付けて、プラン、スケジュールによるテスト、テストのCI/CDパイプラインへの統合を活用する。