フローにデータを渡すには、フローパラメータの使用をおすすめします。これにより、各フローインスタンスをより細かく制御でき、意図しない更新を防ぐことができます。これにより、異なるシナリオに合わせてフローをカスタマイズできます。ただし、フローパラメータを使用せず、前のテストステップ、データテーブル、または環境変数などの異なるソースから設定された変数をフローで使用する場合、mablはフローのデータ駆動型変数をフォールバックメカニズムとして作成します。
フローのデータ駆動型変数の主な機能は、これらの変数が定義されていないテストにフローがインポートされた場合のバックアップとして機能することです。
この記事では、フローのデータ駆動型変数の仕組みについて説明します。
注
フローのデータ駆動型変数は、ブラウザとモバイルのフローでのみサポートされています。
APIテストのフローはフロー外で設定された変数にアクセスできますが、mablはフローのデータ駆動型変数をフォールバックメカニズムとして作成しません。インポートされたAPIフローがフロー外で設定された変数を使用する場合、フローはテストによって設定された変数にアクセスするか、変数を未定義として扱います。
フローのデータ駆動型変数の作成
フローの外部で値が設定される変数を使用するフローを作成する場合、例えば前のテストステップ、環境変数、またはデータテーブルから、mablはテストを保存するときにフローのデータ駆動型変数を作成します。
例えば、userEmail
という変数を使用するフローを作成し、その値をDataTableのシナリオから取得するとします。テストを保存すると、mablはuserEmail
変数が外部ソースから設定されていることを検出し、フローのデータ駆動型変数を作成します。
この変数は、フローの詳細ページの [Data-driven variables] セクションに表示されます。デフォルト値は、テストが保存されたときに使用された値に設定されています。
他のテストにフローをインポートする
データ駆動型変数を持つフローを別のテストにインポートすると、そのフローのデータ駆動型変数はテストを保存する際にテストのデータ駆動型変数としてテストに追加されます。この移行は、テストごとに変数のデフォルト値をカスタマイズできるようにするためです。
これらの変数は、テストの詳細ページの [データ駆動型変数] セクションに表示されます。
フローから来たテストのデータ駆動型変数を削除すると、テストはバックアップとしてフローのデータ駆動型変数に戻ります。このプロセスにより、未定義の変数でフローを実行することがないようにします。
デフォルト値の編集
フローまたはテストのデータ駆動型変数のデフォルト値がもはや関連性がない場合は、Edit variablesボタンをクリックして更新できます。