この記事では、ページカバレッジダッシュボードで報告されるテストカバレッジメトリックのトラブルシューティングを行う方法を説明します([カバレッジ] > [ページ])。
ブラウザカバレッジダッシュボードは、ウェブアプリの全体的なテストカバレッジを計算し、ページごとにカバレッジを分解します。ページカバレッジのメトリクスを確認することで、アプリケーション内でテストカバレッジが不足している領域を特定できます。
ブラウザカバレッジダッシュボードに特定のアプリケーションのデータが表示されない、またはデータが正しくないと思われる場合は、次のステップを実行してトラブルシューティングを行ってください。
- リンククローラーがオンになっていることを確認する
- リンククローラーがリンクにアクセスしていることを確認する
- 除外リストを確認する
- ページグループを確認する
リンククローラーがオンになっていることを確認する
ブラウザカバレッジダッシュボードは、リンククローラーテストの出力を使用して、ウェブアプリケーションのテストカバレッジを計算します。ブラウザカバレッジダッシュボードにウェブアプリケーションのデータが表示されない場合は、そのアプリケーションのリンククローラーテストがオンになっていることを確認してください。アプリケーションのリンククローラーテストが過去14日間に実行されていない場合、mablはテストカバレッジを計算できません。
リンククローラーがリンクにアクセスしていることを確認する
アプリケーションの総ページ数が正しくないと思われる場合は、リンククローラーがリンクにアクセスしていることを確認します。リンククローラーテストがアプリケーション内のリンクにアクセスしていない場合、テストカバレッジを正確に計算することはできません。
リンククローラーテストがリンクにアクセスしていない場合のトラブルシューティングの詳細については、リンククローラーの設定とリンククローラーのFAQに関する記事を参照してください。
除外リストを確認する
ブラウザカバレッジダッシュボードに表示されていないパスがある場合は、除外リストを確認してください。ブラウザカバレッジダッシュボードの除外リストで、テストしているパスが除外されていないことを確認してください。
除外はワークスペース内のすべてのアプリケーションに適用されます。
ページグループを確認する
[Application pages]テーブルは、URLクラスタリングを使用してページをグループ化します。ページが正しくグループ化されていない場合は、アプリケーションで設定されているページグループを確認します。
ページグループの手動による設定
ページのグループ化
ワイルドカード (*)を使用して、1つのページにグループ化するディレクトリを指定します。
たとえば、settings/*/usage
というパスの場合、settings/abc/usage
とsettings/123/usage
が1つのページにグループ化されます。settings/123
やsettings/123/xyz/usage
など、このパターンにマッチしないパスはグループ化されません。
異なるページのグループ化の解除
異なるページがURLクラスタリングによって自動的にグループ化されている場合、特定のパスを入力して、そのパスにマッチするページのグループ化を解除します。たとえば、設定されたページグループにsettings/edit/usage
を追加すると、mablはこのパターンにマッチするURLを別のページとしてカウントします。
制限事項
ワークスペース内に同じapp.urlを使用するアプリケーションが複数ある場合、すべてのURLとページがいずれかのアプリケーションに割り当てられます。ブラウザのカバレッジダッシュボードでは、その他のアプリケーションのテストカバレッジは表示されません。