品質工学には、優れたユーザーエクスペリエンスを実現する鍵となるさまざまな基準が存在します。アクセシビリティは品質の重要な要素であり、すべてのユーザーがアプリケーションに公平にアクセスできるようにする必要があります。アクセシビリティはさまざまな形でテスト容易化にも役立ちます。
mablではアクセシビリティテストと機能テストを1か所にまとめることで、ツールの種類がみだりに増えないようにし、統合プラットフォームを利用してテストおよびレポート作成を行うことができるようにしています。アプリケーションに対するアクセシビリティチェックの実行だけでなく、アクセシビリティダッシュボードでアクセシビリティ違反に関する包括的なレポートを確認することもできます。
アクセス
アクセシビリティテストは、mablのサブスクリプションのアドオンとして利用できます。詳細については、担当のカスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。
ユースケース
mablのアクセシビリティテスト機能を使用すると、以下のことを実現できます。
- アプリケーション内の特定のページまたはエレメントに対するアクセシビリティチェックを作成する
- これらのチェックをテストプロセスの任意のポイントに追加し、アプリケーションの追加の状態を検証する
- アクセシビリティ違反の重大度に基づいてテスト実行を失敗にする
- 各チェックと機能テストの結果を並べた包括的なレポートを表示する
- アクセシビリティチェックを既存のテストに完全に取り込み、開発ライフサイクル全体を通じてこれらを実行する
ワークフロー
mablでアクセシビリティチェックを使用する場合は、大まかに次の手順を使用するのが一般的です。
- 新しいテストを作成するか、既存のテストを編集します。
- アプリケーションを目的の状態にします。
- [Add step] メニューでアクセシビリティチェックのステップを挿入します。
- チェック対象のページまたはエレメントおよび関連する設定ルールを指定します。
- テストを保存します。
- テストを実行します。
- テスト出力ページで詳細なレポートを確認します。
アプリケーションのアクセシビリティの品質がある程度把握できたら、アクセシビリティチェックをカスタマイズし、アクセシビリティダッシュボードでしきい値を設定することができます。