要素の検索方法の設定
概要
標準的には、ページが読み込まれるのを待ってから、一致する要素の候補を検索します。しかし、お使いのアプリケーションや環境の動作が比較的遅い場合、ページが読み込まれるまで十分に待機することなく自動修復が行われる可能性があります。
要素の検索方法として「検索の設定」を設定すると、重要な要素の属性を指定したり、mablが検索範囲を拡げて自動修復を行う前に、一致する要素の検索を待機する時間 (最大15分) を指定したりすることができます。
ユースケース
「検索の設定」は、特に次の場合に便利です。
- アプリケーション画面が正しい状態になるのに時間がかかる場合
- 特定の属性に基づいてページ上の要素を検索し、該当する属性が見つかり次第テストを続行する場合
- 指定された時間内に属性がページ上に存在しない場合にテストを失敗にする場合
要素の検索方法の設定
[検索の設定] オプションは、mabl トレーナーの [その他のアクション] メニューにあります。
- [その他のアクション] メニュー(…) をクリック
- [検索の設定]をクリック

要素の検索方法の設定
- [検索の設定] メニューが表示されたら、対象とする属性を選択します。選択できる属性は、選択された要素に基づきます。
要素の「検索の設定」手順
テスト実行中、mablは、テストが失敗(自動回復(オートヒール)が無効の場合)するか自動回復を試みる前に、選択した「検索の設定」の値[すべて]に一致する要素のみを考 慮します。
ステップの実行が過度に制約されないよう、最も重要な属性のみを選択します。

「検索の設定」での属性の選択
先祖 (ancester) 要素
先祖 (ancester) 要素はステップ内で使われる要素を含んでいるため、「検索の設定」メニュー内で "container" (コンテナ) と表記されています。
- 属性を選択したのち、タイムアウト時間を設定します。タイムアウト時間は、mabl がテストを失敗と判断するもしくは自動修復するまでに待つ最短の待機時間を示します。場合によっては、mablはインテリジェント待機を使用して、タイムアウト後も「検索の設定」のすべての値に一致するものを探し続けることがあります
- 選択した[検索の設定]の属性にすべて一致する要素が見つからずにタイムアウトした場合、mablがどのように処理するかを選択します
- 自動修復を無効にする: mablが「検索の設定」で設定した属性のすべて一致する要素を見つけられない場合、そのステップを「失敗」とします
- 自動修復: mabl が「検索の設定」で設定した属性のすべてに一致する要素を見つけられない場合、mabl は検索対象を拡大し、次に適切だと思われる要素の候補を選択します。詳細は、自動修復の仕組みを参照してください

要素が見つからない場合のタイムアウトと処理の指定
要素の履歴
要素を検索する際に、mablは常にその要素の最近見つかったバージョンの最新情報を使用します。トレーナーのステップ情報には最新バージョンのみが表示されますが、要素の履歴を使用するとすべての履歴を確認できます。
データに基づいた要素の検索

「検索の設定」での属性の編集
- 設定された検索は、[検索の設定] メニューの [Edit] オプション(鉛筆アイコン)を使用してデータに基づいた要素の検索に変換することもできます。

- これらの属性を編集して、選択した属性の特定の変数またはパラメーターを検索するよう設定することができます。
パラメーター化されたフロー
強力なフローの作成に関心がある場合、データに基づいて要素を検索するよう設定された中でそれらのパラメーターを参照することで、パラメーター化されたフローで活用することができます。
Updated 9 months ago