mablデスクトップアプリケーション バージョン2.11.0から、CORSが無効になっているiframeを含め、アクセシビリティチェックは、すべてのiframeをチェックできるようになりました。このアップデートにより、特にiframeがCORSを有効にしているかどうかをコントロールできない場合でも、多くのiframeを含むページでアクセシビリティー違反がないかチェックすることが容易になりました。
以前は、ページ上のiframeがCORSを有効にしていない場合、「ページレベル」のアクセシビリティ・チェックでは、そのiframeをチェックに含めることができませんでした。
CORS 指定をバイパスする
デフォルトでは、アクセシビリティチェックでは、CORSが無効になっているiframeはチェックされません。iframeでCORSが無効になっている場合、アクセシビリティチェックですべてのiframeをチェックするには、詳細設定で「CORSを無視」のトグルスイッチを On にします。
新しい CORESを無視 トグルスイッチ
ルールを無効にする
CORSを無視 が有効な場合、Disable certain rulesで無効にしたルールは、メインのフレームにのみ適用され、iframeには適用されません。
CORSを無視 が有効になっているiframeに対して特定のルールを無効にしたい場合、すべてのiframeでこれらのルールを無効にする テキストボックスに、カンマ区切りのリストとしてルールを追加します。例えば、ページに color-contrast
ルールに違反するサードパーティのiframeが含まれている場合、iframeの color-contrast
ルールを除外するようにアクセシビリティーチェックを設定することができます。
ターゲットの更新
今回の変更の一環として、アクセシビリティチェックのターゲットも拡大しました。以前は、ターゲットを「ページ」または「要素」に設定できました。現在、アクセシビリティチェックに使用できるターゲットは以下の通りです:
- 現在のフレーム (デフォルト): フォーカスのあるフレームと、関連する iframe をチェックします。
- ページ: 対象となるすべての iframe を含むページ全体をチェックします。テストのコンテキストがiframeに切り替わった後にアクセシビリティのチェックが行われた場合でも、このチェックはページ全体と対象となるすべてのiframeをチェックします。
- 要素: 要素レベルでアクセシビリティをチェックします。要素レベルのチェックは、特定の要素に対して異なるアクセシビリティ標準がある場合に効果的です。
アクセシビリティチェックの詳細については、こちらをご参照ください。