mablにPostmanコレクションをインポートすると、各レベルのプリおよびポストリクエストスクリプトが正しい順序でインポートされます。この記事では、Postmanスクリプトとmablスクリプトの違いと、Postmanスクリプトがmablにどのようにインポートされるかを説明します。
Postmanスクリプトとmablスクリプトの相違
Postmanとmablはどちらも、プリリクエストスクリプトとポストリクエストスクリプトの実行をサポートしています。
- プリリクエストスクリプトは、リクエストが実行される前に実行されます。
- ポストリクエストスクリプトは、Postmanではテストスクリプトと呼ばれ、リクエストが実行された後に実行されます。
Postmanスクリプトとmablスクリプトの主な違いは、スクリプトレベルの数です。
Postmanでは、コレクション、フォルダー、リクエストレベルでスクリプトを追加できます。
- コレクションレベルスクリプトは、Postmanコレクションのすべてのリクエストに適用されます。
- フォルダーレベルスクリプトは、フォルダーの直接の子であるすべてのリクエストに適用されます。ネストされたフォルダー内にあるリクエストには適用されません。
- リクエストレベルスクリプトは、個別のリクエストに適用されます。
mablでは、フローレベルとリクエストレベルでスクリプトを追加できます。
- テストレベルスクリプトは、APIテストのすべてのリクエストに適用されます。
- リクエストレベルスクリプトは、個別のリクエストに適用されます。
mablへのPostmanスクリプトのインポート
インポートされたPostmanコレクションのスクリプトが正しい順序で実行されるように、ユーザーがコレクションを単一のテストとしてインポートするか、各フォルダーを個別のテストとしてインポートするかによって、mablによるスクリプトの結合方法は異なります。
単一のテストとしてインポートする
Postmanコレクション全体を単一のテストとしてインポートする場合、次のルールが適用されます。
- コレクションレベルのスクリプトは、テストレベルで追加される一度限りのAPIスニペットとなり、テスト内の各リクエストの前に実行されます。
- フォルダーレベルのスクリプトは再利用可能なAPIスニペットとなり、そのフォルダーの直接の子であるすべてのリクエストの前に追加されます。
個別のテストとしてインポートする
Postmanコレクション内のフォルダーを個別のテストとしてインポートする場合、直接の子リクエストを1つ以上持つ各フォルダーは、同じ子リクエストを持つ新しいAPIテストになります。mablはスクリプトの順序を維持するために次の更新を行います。
- コレクションレベルのスクリプトは再利用可能なスニペットとして保存されるため、インポートされたすべてのAPIテストで再利用できます。
- フォルダーレベルのスクリプトは、一度限りのスニペットとして保存されます。