APIテストをプランに追加することで、ブラウザテスト用の条件をセットアップし、必要に応じて、ブラウザテストの実行後に環境を元の条件に復元することができます。データのセットアップと破棄は、次の2つの理由から、APIテストによる処理に向いている処理だと言えます。
- ブラウザテストより高速に実行可能
- テスト対象の中心以外にあるテスト部分を処理可能
セットアップ - テスト - 破棄
プランを順番に、あるいはプランのステージごとにまとめることで、テストプロセスを高速化し、ブラウザテストを特定の最終目標に特化させるための、セットアップ-テスト-破棄モデルを作成することができます。
例
たとえば、Eコマースのアプリケーションで顧客の注文履歴に正しい情報が表示されていることを検証する場合、次のようなセットアップを作成できます。
- セットアップ: APIテストで1つ以上の注文を作成します。
- 新しく作成した注文に関するデータを変数に格納します。
- ブラウザテストにデータを渡すために、変数の共有を有効にします。
- テスト: ブラウザテストのトレーニングを行って、アプリケーションの注文履歴に正しい情報が表示されることを検証します*。
- ログインします。
- 注文履歴ページに移動します。
- 注文履歴に正しい情報が表示されることをアサートします (トレーニング中は、プレースホルダー値としてテストデータ駆動型変数を使用できます)。
- 変数の共有を有効にして、後続のAPIテストにデータを渡し、破棄を実行します。
- 破棄: 注文を削除するAPIテストを作成します。
- 削除リクエストから成功のステータスコードが返されることをアサートします。
セットアップステージに応じて、テストステージに、その他の機能を検証するブラウザテストを含めることもできます。
たとえば、このサンプルプランのテストフェーズには、注文への割引コードの適用や、配送先住所の変更など、既存の注文に関連する機能を検証するその他のブラウザテストを含めることができます。
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APIテストとブラウザテストを組み合わせて自動テストを最適化する方法について、さらに理解を深める場合は、以下のガイドをご覧ください。