mabl Trainerは、トレーニングセッション中にダウンロードが完了するたびに、ダウンロードの完了を検出し、ダウンロードアサーションを自動的に追加します。ダウンロードが完了すると、Trainerはダウンロードの新しいアサーションステップを表示します。この記事では、Trainerでダウンロードアサーションを使用する方法について説明します。内容は次のとおりです。
Trainerでのダウンロードアサーションステップ
次のケースでは、現在、ダウンロードアサーションはサポートされていません。
- CSSまたはXPathを使用するクリックステップ。ダウンロードアサーションはトリガーされません。
- 複数の並列ダウンロード
ダウンロードアサーションの設定
Trainerは、デフォルトで、ダウンロードされたファイルの名前に対してアサーションを行います。ダウンロードアサーションを設定するには、次の手順を実行します。
- ダウンロードアサーションステップにマウスカーソルを合わせます。
- 表示される鉛筆アイコンをクリックします。
- アサートする属性の値 (ファイル名、MIMEタイプ、正確なファイルサイズ、最小ファイルサイズ、最大ファイルサイズなど) を更新します。
- [OK] をクリックします。
ダウンロードアサーションのタイムアウトまでの待機時間は最長30秒です。ダウンロードがデフォルトの30秒のダウンロードタイムアウトより長くかかる場合は、ダウンロードアサーションの前にwaitステップを追加してください。
動的に生成されるファイル名
ダウンロードされるファイルの名前を動的に生成するアプリケーションの場合、ファイルがダウンロードされたことをアサートするために、次のいずれかのワークフローを試すことができます。
mabl変数構文の使用
ファイル名生成の仕組みがわかっている場合や、ダウンロードの前にページからファイル名を抽出できる場合は、ファイル名を変数に格納し、mabl変数構文を使用して、そのファイル名にアサーションを行います。
ダウンロードアサーションでのmabl変数構文の使用
ファイル名アサーションの削除
ダウンロードの前にファイル名がわからない場合は、ダウンロードアサーションからファイル名を削除し、MIMEタイプやファイルサイズなど、他の属性に対してアサーションを行います。
ファイル名の部分文字列やワイルドカード (*
) 文字を使用したアサーションはサポートされていません。この機能が必要な場合は、mabl Product Portalでお知らせください。
ダウンロードアサーションの再生
Trainerでダウンロードアサーションを再生するには、ダウンロードをトリガーするクリックステップのすぐ上にTrainerカーソルを移動し、再生ボタンをクリックします。
繰り返しダウンロードされるファイルに追加される番号は自動的に削除されるため、アサーションの比較時には、foo (1).zip
はfoo.zip
になります。この機能により、手動でファイルをクリーンアップしなくても再生テストが可能になります。
Chromeの制限により、ファイルのダウンロードは100回までです。mabl Trainerでダウンロードステップの再生が100回を超えると、ダウンロードを行うたびにChromeでファイル保存モーダルが自動的に開くため、それ以上ダウンロードステップの再生はできません。再生機能を復元するには、ダウンロードされたファイルをマシンから削除してください。