Postmanのインポートにおける変数

変数の操作

Postmanユーザーは、リクエストボディ、事前リクエスト、およびテストスクリプトとともに動的な値を保存および再利用するために、変数を使用することがよくあります。たとえば、APIリクエストを実行する必要がある各環境のベースURLを定義するために、通常、HOST_URLなどの環境変数を使用します。

この場合、ホストURL (例: api.mabl.com; api-dev.mabl .com) を定義するapi.urlという環境変数を使用するようにPostmanコレクションを変更することをお勧めします。

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このように、Postmanコレクションをmablにインポートすると、APIリクエストのURLは、mabl環境用に設定されたapi.url値に基づいて自動的に作成されます。

コレクションレベルで定義されたPostman変数はすべてmablにインポートされます。Postmanでこのような変数を表示するには、[View more actions] メニューから [Edit the Collection] をクリックして、[Variables] タブに移動します。

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コレクションレベルで定義されたPostman変数の例

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変数の表記

mablでAPIテスト変数を操作するときには、Postmanの変数表記 {{variableName}} を使用できます。

概して言えば、Postmanには5つの変数タイプがあり、既存のコレクションをmablにインポートするときにはこの点に注意する必要があります。下の図は、Postman変数とmabl変数のマッピングの概要を示しています。しかし、詳細はこれよりも複雑です。

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Postmanとmabl間の変数マッピング

この変数マッピングを踏まえた場合、以下のアクションが必要になる場合があります。

  • Postmanの環境変数は、mablの環境ごとに定義する必要があります。なお、mabl環境にはapi.urlと呼ばれるシステムレベルの変数に割り当てられたベースAPI URLがあります。Postman環境内のベースURLに同じ変数名であるapi.urlを使用して、mablとPostmanの間でコレクションを簡単にインポート/エクスポートできるようにすることをお勧めします。
  • Postmanのグローバル変数は、mablの環境レベルで定義するか、エクスポートされるPostmanコレクションに追加する必要があります。
  • Postmanのコレクションレベルの変数は、自動的にインポートされ、それぞれのmabl APIテストに関連付けられます。これらの変数は、テスト詳細ページのデータ駆動型変数セクションの下に表示されます。
  • リクエスト内でpm.iterationData.get("variable_name") などのPostmanのデータレベル変数を使用する場合は、mablでDataTableを作成し、それぞれのAPIテストに関連付けます。テストの実行時に、mablはDataTable内の一致する変数名に基づいてpm.iterationData変数に値を割り当てます。
  • Postmanのローカル変数はmablではテスト生成変数と見なされるため、後続のAPIリクエストに渡されるだけでなく、テストの変数の共有が有効な場合はプラン内の他のテストと共有されます。

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テストデータを含むCSVまたはJSONファイルのインポート

mablにインポートしたPostmanコレクションとともにCSVまたはJSONファイルのテストデータを使用するには、テストデータをmablのDataTableに変換する必要があります。mablのDataTableはCSVファイルのインポートから簡単に作成できますが、現時点ではJSONファイル形式はサポートされていません。

Postmanの動的変数
Postmanには、APIリクエストのダミーデータを生成するのに役立つ動的変数の概念もあります。このような動的変数は、mablで期待どおりに機能します。

Postmanのフォルダー
Postmanでは、フォルダーを使用してテストを整理できます。残念ながら、現時点ではフォルダーを含むコレクションのインポートはサポートされていません。