APIテストの実行

APIテストの実行、APIテストとブラウザテストの統合

このガイドでは、mablでAPIテストを実行するためのさまざまな方法と、APIテストを使用してエンドツーエンドのブラウザテストを強化する方法について説明します。

APIテストの実行

APIテストは、APIテストエディター上での実行、手動でのアドホック実行 (ローカル実行またはクラウド実行)、またはプランの中で実行、の方法で実行できます。

APIテストエディターから実行

作成・編集中のテストの結果をすぐに確認したい場合は、左上にある再生ボタンをクリックすると、APIテストエディターでテスト全体が実行されます。APIテストエディターからAPIテストを実行する場合、ローカルでのアドホック実行と同様にテストが実施されます。

1088

APIテストエディターでのテストの実行

アドホック実行

[テスト詳細] ページの [テスト実行] ボタンをクリックすると、単一のAPIテストをローカルまたはクラウドで実行することができます。詳細については、ドキュメントの手動でのテスト実行(アドホック実行)を参照してください。

プラン内で実行

APIテストをプランに追加すると、アドホック実行、プランをスケジュールに基づいて実行、または既存のCI/CDワークフロー内のデプロイメントイベントに合わせて実行 などの様々な方法で実行することができます。

📘

最大実行時間

APIテストは30分を上限に実行できます。これよりも長くAPIテストを実行する必要がある場合は、アプリケーション内のチャットまたは[email protected]でmablのサポートにお問い合わせください。

APIテストとブラウザテストのプランへの統合

APIテストをプランに追加することで、ブラウザテスト用のテストデータを設定したり、必要に応じて、ブラウザテストの実行後にテストデータを復元したりすることができます。データの設定と破棄は、次の2つの理由から、APIテストによる処理が最適な候補です。

  1. APIテストはブラウザテストより高速に実行可能
  2. ブラウザテストの主要部分以外をAPIテストで処理可能

テストデータ設定 - テスト - 破棄/復元

プランを逐次実行させたり、あるいはプランのステージごとにまとめることで、テスト環境設定-テスト-破棄/復元を自動化してテストプロセス全体を高速化するとともに、ブラウザテストを特定の目的に特化させることができます。

たとえば、Eコマースのアプリケーションで顧客の注文履歴に正しい情報が表示されているかどうか検証する場合、次のような一連の手順を作成できます。

  1. テストデータ設定: APIテストで1つ以上の注文を作成します。
    • 新しく作成した注文に関するデータを変数に格納します。
    • ブラウザテストにデータを渡すために、変数の共有を有効にします。
  2. テスト実行: ブラウザテストのトレーニングを行って、アプリケーションの注文履歴に正しい情報が表示されることを検証します*。
    • ログインします。
    • 注文履歴ページに移動します。
    • 注文履歴に正しい情報が表示されることをアサーションを用いて確認します (トレーニング中は、プレースホルダー値としてテストデータ駆動型変数を使用できます)。
    • 変数の共有を有効にして、後続のAPIテストにデータを渡し、テストデータの破棄を実行します。
  3. テストデータの破棄: 注文を削除するAPIテストを作成します。
    • 削除リクエストから成功のステータスコードが返されることをアサーションを用いて確認します。

テストデータの設定ステージに、必要に応じて、その他の機能を検証するブラウザテストを含めることもできます。

たとえば、このサンプルプランのテストフェーズには、注文への割引コードの適用や、配送先住所の変更など、既存の注文に関連する機能を検証するその他のブラウザテストを含めることができます。

詳細はこちら

APIテストとブラウザテストを組み合わせて自動テストを最適化する方法について、さらに理解を深める場合は、以下のガイドをご覧ください。