プランでステージを設定
並列実行と順次実行、セットアップおよびディアダウンステージ
プランステージの概要


実行時間やテスト間の依存関係を最小限に抑えるために、mablでは可能な限り並列で実行できるテストを作成することをお勧めします。しかし、場合によっては、プラン内でのテストの実行方法をより細かく制御する必要があります。そのような場合は、プランステージを使用して、カスタムの実行動作をモデル化することができます。テストをステージにグループ化することで、各ステージのテストの同時実行性 (並列または順次) と、テストの実行順序の両方を制御できます。
プランステージのプロパティ
プランステージでは、テストをグループ化し、それらのテストの実行方法を決定できるコントロールを追加します。プランステージで変更できる2つの設定は、「同時実行」と「常に実行」です。「同時実行」の2つのオプションは以下のとおりです。
- 並列: このステージのすべてのテストが同時に実行開始されます。
- 順次: このステージのテストは、プランで定義されている順序で一度に1つずつ実行されます
「常に実行」設定が有効になっている場合、前のステージのテストが失敗した場合でも、そのステージは常に実行されます。このプロパティは、これまでのステージで生成されたテストデータを削除するクリーンアップステージを定義するのに役立ちます。
順次実行
複数のブラウザーが設定されているプランでは、一度に1つのブラウザーで順次ステージが実行されます。実行順序は設定できません。
順次ステージではデータテーブルを使用したテストも、一度に1つのシナリオで実行されます。
プランステージの順序の決定
プラン内でステージが定義される順序によって、各ステージが実行される順序が決まります。後のステージは、前のステージがすべて完了するまで実行を開始しません。この動作は、標準的なセットアップ/テスト/クリーンアップの動作をモデル化するのに役立ちます。たとえば、架空のプランとして、以下のような3つのステージを定義できます。
- セットアップ
Concurrency: sequential
Tests:
- ユーザーの作成
- 車両の追加
- 車両テスト
Concurrency: parallel
Tests:
- 洗車のスケジュール
- 新しいタイヤの注文
- 診断の実行
- クリーンアップ
Concurrency: sequential
Run always: true
Tests:
- 車両の削除
- ユーザーの削除
ステージ付きプランの作成
新しいプランやステージの導入前に作成されたプランの場合、デフォルトの動作として、1つの並列ステージが設定されています。これらの設定は、ステージを編集するか、新しいステージを追加することで変更できます。


編集ボタンをクリックすると、ステージのプロパティを指定できます。


ステージを定義してプランを保存すると、プランページの右上に、テストがステージごとにグループ化されて表示されます。


失敗時の動作
テストが失敗すると、以下のイベントが発生します。
- そのテストが順次ステージの一部であった場合、失敗したテストの後に続くそのステージのすべてのテストはスキップされます (つまり、実行は開始されません)。
- 後続の「常に実行」ではないステージのすべてのテストはただちにスキップされます。
- 最初の「常に実行」のステージ (存在する場合) の実行が開始されます。
例として、次の画像は、3つのステージのうち最初のステージで順次テストが失敗したときの様子を示しています。最初のステージの3番目と4番目のテストがスキップされ、2番目のステージのすべてのテストがスキップされ、3番目のステージ (「常に実行」) のテストが実行されました。


Updated 2 months ago