データ駆動型変数

データ駆動型変数の各タイプの概要

データ駆動型変数はデータ駆動型テストの構成要素です。データ駆動型変数は名前付き変数であり、その値はテスト実行時にDataTableシナリオやテストの環境といった別のソースから提供されます。

このガイドでは、mablのデータ駆動型変数の各タイプについて説明します。

DataTable シナリオ

DataTableを使用してテストを実行する場合、mablは関連付けられたDataTable内の各シナリオ (行) に対して1回ずつテストを実行します。DataTableの各シナリオには、テストに渡される一連の変数があり、それらの変数の値はシナリオによって決まります。

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ハイライトされているDataTableシナリオ “English” の各変数の値

共有変数

共有変数を使うと、変数を共有するよう設定されたテストと同じプラン内の別のテストで値を共有することができます。

環境変数

前述のソースから値が提供されない場合、mablはテストとともに格納されている環境変数のデフォルト値を使用しようとします。

テストのデータ駆動型変数

データ駆動型変数はテストレベルで格納できます。このソースの詳細については、テストのデータ駆動型変数を参照してください。

フローのデータ駆動型変数

フローが使用している変数が外部で作成されたものの場合、この変数をフローのデータ駆動型変数といいます。フローのデータ駆動型変数の値は、以前のテストステップ、環境変数、またはDataTableシナリオで設定された可能性があります。

データ駆動型変数の優先順位

テストの同じ変数に複数の値が渡される場合、優先順位は次のとおりです。

  1. DataTableシナリオ
  2. 共有変数
  3. 環境とともに格納された値
  4. テストのデータ駆動型変数 (デフォルト値)
  5. フローのデータ駆動型変数 (デフォルト値)

DataTableシナリオの値は、他の値を上書きします。

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データ駆動型変数と有効な式

データ駆動型テストでは、テスト対象のアプリケーションが特定の入力に対して常に同じ出力を生成することを確認する確定的シナリオをテストすることが一般的です。ただし、ランダム値を使用することも可能です。

ブラウザーテストで実行されるデータ駆動型変数に次の有効な式が使用される場合があります。

  • マクロ
  • Fakerデータ
  • 数式

APIテストはこれらの有効な式をサポートしていませんが、Postmanの動的変数はサポートしています。