2023/04/06 SVGサポートの強化

mabl デスクトップアプリケーション v1.28.7 以降のバージョンから、mabl トレーナーでの SVG (Scalable Vector Graphics) 内の要素を対象にしたトレーニングがサポートされるようになりました!

SVGは、画像を高品質なまま拡大縮小することができる、Webグラフィックの一般的なファイル形式です。mabl で SVGのサポートが強化されたことで、SVGを使ってグラフなどの複雑なグラフィックスを実現しているアプリケーションのテストやアサートが容易になりました。

従来、<svg>要素をクリックまたはアサートしようとしてもmabl トレーナーはその要素を認識することができず、ユーザーは、カスタム検索ステップの利用、JavaScriptスニペットの利用、もしくはボタンやリンクのように SVGと何らかのアクションが関連付けられた要素を操作するなど、何らかの回避策が必要でした。

今回の機能強化により、mablトレーナーの通常のクリック動作とアサーションを使って、<svg>要素や<svg>タグ内の要素を操作することができるようになりました、

Clicking on a `<circle>` element inside of an `<svg>`

<svg>タグ内の <circle> 要素をクリック

既知の制限事項

mablトレーナーは、<path>要素内の特定の座標に対するクリックやアサーションを記録することはできません。例えば下記のような、1つの<path>要素だけで描かれた猫のSVGを考えてみてください。

mablトレーナーは、この猫の「目」の部分のような、SVG内の特定の座標をクリックすることはできません。

mabl トレーナーの操作の詳細については、こちらをご覧ください。