mabl CLIでのテストのアドホック実行

ローカルとクラウドでのアドホック実行をmabl CLIでトリガー

mabl CLIには、次のようにテストのアドホック実行コマンドが2種類あります。

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mabl CI runner

mabl CI Runnerを使用して、自社のCI/CDコンテナーまたはサーバーでmabl CLIからテストを実行することもできます。この方法によるテストの実行の詳細については、こちらをクリックしてください。

mabl tests run

mabl tests runコマンドは、ローカルでのアドホック実行をトリガーし、ターミナルウィンドウに出力と結果を表示します。

オプション

オプション詳細
--id実行するテストのID
--run-id設定を取得するテスト実行のID
--from-plan-id特定のプランに関連付けられたテストを実行します。プランに関連付けられた環境IDとクレデンシャルIDも使用されます (これらのIDを指定した場合を除きます)。
--mabl-branchテストを実行するmablブランチ。
--branch-changes-only--mabl-branchオプションとともに使用します。指定したブランチにないテストを除外します。デフォルト値はfalseです。
--labelsスペース区切りのラベルのリストに一致するテストを実行します。
--exclude-labelsスペース区切りのラベルのリストに一致するテストを除外します。
--environment-id, -eテストを実行するmabl環境。環境を指定することにより、環境変数と最新の検索情報がテストの実行に確実に使用されます。
--widthブラウザーの幅をピクセル単位で設定します。
--heightブラウザーの高さをピクセル単位で設定します。
--url, -umablテストを実行するURL。
--credentials-id, --credsテストの実行に使用するクレデンシャル。
--data-table-idDataTable IDのすべてのシナリオを使用してテストを実行します。
--scenario-id特定のDataTableシナリオを使用してテストを実行します。
--basic-auth-credentials-id, --basic-credsテストの実行に使用する基本認証クレデンシャル。
--headlessブラウザーウィンドウを開かずに、バックグラウンドでテストを実行します。デフォルト値はfalseです。
--highlightsエレメントを操作する前にエレメントを強調表示します。強調表示によって各ステップにわずかな遅延が生じます。デフォルト値はfalseです。
--keep-browser-openテスト終了時にブラウザーが閉じないようにします。デフォルト値はfalseです。
--enable-browser-extensionsChromeとEdgeのブラウザー拡張機能を有効にします。デフォルト値はfalseです。
--http-headersブラウザーリクエストに追加するHTTPヘッダー。複数指定する場合はスペースで区切ります。例: "x-header: foo"
--user-agentカスタムユーザーエージェントをエミュレートします。
--interaction-speedmablでWebページを操作する速度を設定します。このオプションを指定した場合、テスト実行の設定はオーバーライドされます。

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--from-plan-id

--from-plan-idオプションは、プラン情報をグループ化メカニズムとしてのみ使用します。これはプラン実行ではありません。プランIDに関連付けられたテストは、アルファベット順に実行されます。ステージ、ブラウザー設定、共有変数などの高度なプラン設定は適用されません。

# Trigger a headless local test run
mabl tests run --id <テストID> --headless true

# Trigger a local test run for tests matching a set of labels and exclude tests with the label "cleanup"
mabl tests run --labels smoke needs-review --exclude-labels cleanup

# Trigger a local test run for a specific DataTable scenario
mabl tests run --id <テストID> --scenario-id <シナリオID>

制限事項

  • サポート対象ブラウザー: ローカルでのテスト実行では、ローカルマシンにインストールされたChromeブラウザーが使用されます。コマンドmabl config set browser.path <ブラウザーのパス> を使用すると、ブラウザーのパスを、Microsoft Edgeなどの別のChromiumブラウザーのパスに更新することができます。ただし、ブラウザーパスの設定を誤ると、ローカルでのテスト実行が行えなくなる可能性があるため、注意してください。
  • 順次実行のみ: ローカルでのテスト実行は並列実行をサポートしていません。

mabl tests run-cloud

mabl tests run-cloudコマンドは、クラウドでのアドホック実行をトリガーし、テスト出力へのリンクをmablアプリケーションで提供します。

オプション

オプション詳細
--id実行するテストのID
--deployment-id, -dmablテストを実行するデプロイ
--url, -uapp-urlのエイリアス
--app-urlmablテストを実行するWebアプリケーションのURL
--api-urlmablテストを実行するAPIのURL
--basic-auth-credentials-id, --basic-credsテストの実行に使用する基本認証クレデンシャル。
--browsers, -bテストを実行するブラウザー。複数指定する場合はスペースで区切ります。デフォルトは "chrome" です。
--api-key, -kスクリプトでコマンドを認証するためのAPIキー。
--mabl-branchテストを実行するmablブランチ
--branch-changes-only--mabl-branchオプションとともに使用します。指定したブランチにないテストを除外します。デフォルト値はfalseです。
--revision, --revテスト実行を特定のgitコミットハッシュまたはリビジョンIDに関連付けます。
--application-id, -aテストを実行するmablアプリケーション。
--environment-id, -eテストを実行するmabl環境。環境を指定することにより、環境変数と最新の検索情報がテストの実行に確実に使用されます。
--credentials-id, --credsテストの実行に使用するクレデンシャルID。
--promptテストを実行する前に、実行するかどうかを確認するメッセージを表示します。このフラグは、--labelsオプションを使用して複数のテストをトリガーするテスト実行にのみ適用されます。デフォルト値はtrueです。
--no-prompt, --yesテストを実行する前に、実行するかどうかを確認するメッセージを表示します。このフラグは、--labelsオプションを使用して複数のテストをトリガーするテスト実行にのみ適用されます。

# Trigger cloud runs of tests associated with a label and skip the confirmation prompt
mabl tests run-cloud --labels smoke needs-review --no-prompt

# Trigger cloud runs of a test on Chrome and Edge
mabl tests run-cloud --id <テストID> --browsers chrome edge