アクセシビリティダッシュボード

mablでは、アクセシビリティテストと機能テストを1か所でまとめて行うことができるだけでなく、既存のレポート機能を利用して、インテリジェンスとノイズ低減が組み込まれたシンプルなダッシュボードで、アプリケーションに対して実行するすべてのアクセシビリティチェックを可視化できます。

アクセシビリティダッシュボードに反映されるチェックの設定と実行については、アクセシビリティテストの概要のドキュメントを参照してください。

35743574

アクセシビリティダッシュボード

🚧

アクセス

アクセシビリティテストは、2022年6月1日以降に契約した新規のGrowthおよびEnterpriseのすべてのお客様およびアクティブなすべてのトライアル向けに提供されています。6月1日より前に契約したお客様がアクセスするには、アップグレードが必要です。

ユースケース

テスト全体でのアクセシビリティトレンドの把握

mablのレポートでは、問題の数だけでなく、重大度による内訳を示すことができます。このため、一度に複数の重大度を対象としてアプリケーションの全体的なアクセシビリティトレンドを追跡することができます。

設定したターゲットに対する悪化トレンドの発見とトリアージ

設定可能なターゲットを利用して、上限となるしきい値を設定します。このターゲットに関連した状況の推移を常に把握することで、警告を出す判断を容易に行えるようになります。

アプリケーション全体での重大で広範囲にわたる問題の確認

最も重大で広範囲にわたる問題を一目で確認できます。

従来のツールのノイズの解消

mablでは、複数のテスト実行で検出される類似の問題が自動的にグループ化されるため、誤検知の追跡に要する時間を減らし、重要な問題に取り組む時間を増やすことができます。

あらゆる人を対象としたアプリケーションの全体的な品質向上

アクセシビリティはただチェックすれば良いというものではありません。アクセシビリティは優れたデザインでもあり、能力面で違いのある人々を受け入れ、製品の使用可能性やテスト容易性を向上させることにつながります。

既存の手動テストや監査の強化

mablは手動テストや監査に取って代わるものではありません。手動テストや監査は、これまでと変わらずきわめて有用で、多くの場合、順守することが法律で義務づけられています。mablの目標は、ソフトウェアチームがアクセシビリティの自動チェック可能な問題点を常に把握できるように支援し、監査では微妙な違いやニュアンスに関する問題に重点的に取り組めるようにすることです。

ダッシュボードの使用

アクセシビリティダッシュボードでは、テスト全体のデータの集計が行われます。現在、ダッシュボードには、次の3つの重要な要素が存在します。

  • フィルター (アプリケーションフィルターを含む)
  • ルール違反履歴トレンド
  • アクティブなルール違反のリスト

フィルターが設定されている場合、アクティブなルール違反のリストは、ルール違反履歴チャートの最後の日に対応したものになります。

このリストのカードはすべて展開可能で、重大度別にインスタンス数の多いものから順に並べられ、さらに名前のアルファベット順に並べられます。そのため、Critical (重大) な問題が最初に表示され、Minor (軽微) な問題は常に最後に表示されます。

インスタンス数は、特定の違反が見つかったテストの数ではなく、違反が見つかった固有のページの数を元に計算されます。このため、実行するテストの総数に関係なく、アプリケーション全体で違反が現れる頻度が高いほど、カウントされるインスタンス数が増えることになります。これは問題が広範囲に及ぶかどうかを知るのに役立つだけでなく、最も影響を受けるユーザーエクスペリエンスをすばやく特定できるようにすることで、問題の影響度を把握するのにも役立ちます。

カードにはルールに関するドキュメントへのクリックリンク (カードの右上にある縦に3つの点が並んだメニューで表示) だけでなく、問題が最後に検出されたテスト実行へのリンクも表示されます。これらのリンクをクリックすると、アクセシビリティ違反用にフィルタリングされたテスト出力ページが表示されます。

主な機能

集計

mablは、クラウドでの (Unified Runnerを使用した) Chromeのテスト実行のすべてのアクセシビリティテスト結果を自動的にアクセシビリティダッシュボードに集計し、ユーザーや重要なエクスペリエンスに影響を及ぼす可能性のあるすべての問題を1つのビューに表示します。

トレンド

集計に関連して、アクセシビリティテストから収集したデータの時間経過に伴うトレンドを示します。メインチャートでターゲットを設定して、上限となる問題の数を特定することもできます。これらを組み合わせることで、アクセシビリティの向上を定量的に確認し、追加のアクションが必要な状況をすばやく把握できます。

ノイズ低減

mablでは、1つの問題に関連している可能性のあるアクセシビリティ違反を自動的かつインテリジェントにグループ化します。複数のテストが同じページにヒットして、その度に違反に関するレポートを生成するのではなく、これを共通する問題だと認識して、ページの下部に表示される特定のルール違反内でこれを強調表示します。

動的URLを用いたシングルページアプリケーション (SPA) を使用している場合でも、mablは機能をグループ化する既存のパスを利用して、ユーザー入力なしにURLパスの動的な部分を識別してグループ化します。このため、毎回新規のユーザー、プロジェクト、ワークスペースを使ってアプリケーションをテストする場合でも、これらの問題を自動的にグループ化し、レポートが過剰に生成されるのを回避することができます。

33303330

複数のテストで1つの重大な違反が検出され、n個のインスタンス (n = テスト実行回数) ではなく、正しく1つのインスタンスとしてレポートされた例。URLの*はパスのその部分が動的であることを示すことに注意。

よく寄せられる質問 (FAQ) と制限事項

ルール違反とは何ですか?

ルール違反とは、axe-coreによって定義された特定のアクセシビリティルールの状況が (1回または複数回) 実際に出現したものです。すべての違反には重大度があります。これはそれぞれの影響度を表しています。こちらで詳細を確認することができます。また、タグに関する関連情報、重大度、および説明も確認できます。

ダッシュボードにデータを反映するには、どうすれば良いのですか?

ダッシュボードにはクラウドで実行されたデータのみが反映され、ローカル実行は反映されません。同様に、アクセシビリティチェックのステップは、ChromeのUnified Runnerでのみサポートされています。従来のRunnerを使用しているか、Chrome以外のブラウザーで実行している場合は、アクセシビリティステップは実行されず、ダッシュボードにも反映されません。

どのようにすれば違反が解決済みの表示になるのですか?

mablは違反が発生したページおよびテストを追跡します。このため、同じテストによって該当ページでその違反が確認されなくなると、違反は解消されます。完全に解決済みとして表示されるには、特定のルール違反を検出するすべてのテストを実行する必要があります。ただし、個別のテストを実行すれば、個別のルール違反は解決済みの表示になります。

違反が表示されなくなったのですが、何が起きているのでしょうか?

まず、フィルターがルール違反が最初に見つかったアプリケーションに設定されていることを確認することをお勧めします。次に、違反がmablによって自動的に解決済みとして検出されたか (条件については上記を参照)、または違反が最後に確認されたのが日付の範囲フィルターで選択したローリング期間外であった可能性があります。mablは過去のすべての違反をレポートする訳ではなく、選択した日付の範囲内で確認された違反をレポートします。ある程度規則的なスケジュール (2週間未満) でテストを実行することで、データを常に最新の状態に維持することができます。

mablで検出された特定の違反を表示するには、どうすれば良いですか?

下部に表示されるルール違反カードコンポーネント内には、最後に違反が確認されたテスト実行へのリンクが記載されます。特定のURLパスに対応したテストの名前をクリックすると、この最新のテスト実行にすばやくアクセスできます。

テストを失敗にするようにチェックを設定したのですが、違反が表示されないのはなぜでしょうか?

mablチームでは、これらの違反をダッシュボードに反映できるように改良中です。テスト出力ページからいつでも失敗したテスト実行にアクセスできるようになる予定です。

アクセシビリティテストは有償ですか?

ベータ期間中はすべてのmablユーザーとトライアル向けにアクセシビリティテストの機能が無償で提供されます。担当のCSMに問い合わせるか、こちらで詳細を確認してください。


Did this page help you?