トライアルのはじめかた / クイックスタートガイド
mablは、導入を検討されているお客さまのために、2週間の無料トライアルを提供させていただいています。この記事では、トライアルをよりよい時間にしていただくために、いくつかポイントをまとめさせていただこうと思います。
mablは、導入を検討されているお客さまのために、2週間の無料トライアルを提供させていただいています。
この記事では、トライアルをよりよい時間にしていただくために、いくつかポイントをまとめさせていただこうと思います。
準備
mablトレーナー/デスクトップアプリのインストール
mablへのトライアル申込みが終わり、ご自身の環境(Workspace(ワークスペース)と呼んでいます)が準備完了になりましたら、まずはmablトレーナーをダウンロードしてください。
テスト環境への接続
テスト環境は通常、プライベートなネットワークが多いはずです。mablはインターネットを介してアクセスする必要があるため、テスト環境への接続のために以下の対応が必要になります。
- IP指定で接続可能にする
- mabl Linkを使ってトンネリングさせる
mabl Linkについてはmabl Linkの使用方法、mabl Linkによるセキュアトンネリングを参照ください。
IP指定で接続可能にするには、Settings > NETWORKING を参照ください。ここに表示されているアドレス範囲からmablはアクセスします。ご利用のファイアウォールのホワイトリストにこれらのIP郡を登録します。

mablが利用するIPアドレスは設定画面で確認可能
さっそくテスト動かしてみましょう
テストを動かすためには、テスト対象が必要です。
mablはテスト対象を「Application(アプリ)」と「Environment(環境)」で管理しています。
テスト対象はご自身のアプリケーションでも問題ないですが、サンプルで「mabl sandbox」もご活用ください。

リンク: mabl sandbox
このサイトにはWebページにありがちな、ログイン画面、ファイルダウンロードやアップロード、メールボックス、モーダル・・・といったいろいろな部品が用意されているので練習にもぴったりです。
ここではmabl sandboxを使ってApplicationとEnvironmentを登録します。
Application と Environmentの登録
mablの画面を開き、「Configuration > Applications」 を選択します。mabl sandboxは本番環境にしかないので、「New > Environment」を選択し、本番環境を用意します。Environment Name に環境名「本番」と入力してください。それ以外の項目は必要になったら使えばいいのでここでは入力せず、保存ボタンをクリックしてください。
次に、「New > Application」を選択し、Application name に「mabl sandbox」と入力します。ProtocolとBase URLにはアプリのプロトコルとURLを設定します。
mabl sandbox のURLは https://sandbox.mabl.com/ ですので、プロトコルは「https://
」、Base URL「sandbox.mabl.com
」です。こちらもその他の項目はひとまずおいておいて、保存しましょう。

もし、環境が複数ある場合は、上記のようにも設定できます。
環境やアプリケーションはいくつでも登録可能です。
Application登録時にアクセスできないというメッセージが出た場合
IPアドレスの設定やmabl Linkの設定をした後にApplicationを登録すると、以下のように「アクセスできない」という警告メッセージが出る場合があります。
https://not-exsit-url.mabl.com/ can't be reached because .....
この画面では、IP制限解除やmabl Linkとは別ロジックで簡単なURLの疎通確認を行っているため、このエラーが出てしまいます。
この場合、警告メッセージを無視してApplicationを登録してください。IP制限解除やmabl Linkが正しく動作している場合、テストはクラウド上で正常に動くはずです。

Application登録時の警告メッセージ
いよいよテストの作成です
mablのホーム画面に戻り、画面左の「New test」をクリックします。

テスト名に「ログイン」。Planはひとまずおいておいて「No Plan」とします。
Application と Environmentは先程作ったmabl sandbox と本番環境を選んでください。
「CREATE TEST」をクリックすると、別画面でブラウザが立ち上がり、mabl sandboxが表示されるはずです。
mabl Trainerでテストを記録
mabl Trainerが立ち上がりました。「Recボタン(記録用ボタン)」も赤くオンになっているようです。mabl では、Trainerをつかってテストを記録することでテストを作成します。

ここではログインのテストを作ります。まずは、「SIMULATED LOGIN」をクリックします。

クリックしたボタンをステップとして記録しました。mablはテストをステップごとに記録します。記録が進むにつれて、今回のような「SIMULATED LOGINボタンをクリック」といった小さなステップがどんどん並んでいきます。
どんどん記録していきましょう!

メールとパスワードを入力しました。入力した内容もTrainerが記録してくれます。

ログインボタンをクリック。こちらも記録されました。
テストの確認をしましょう
このテストではログイン機能を確認したいと考えています。そのためには「ログインに成功したこと」を確認(Assertion)しなければなりません。
「ログインに成功したこと」は、今回は以下の2点の確認でなんとかなりそうです。
- 画面にはメールに入力したアドレスが表示されること
- ログアウトボタンが表示されること

AssetionはTrainerの1番左のアイコンから挿入できます。Trainerは記録だけでなく、自分の好みに合わせてステップを追加できます。

Assertionのアイコンをクリックすると、上記のように「Click on an element」と選択画面になります。ここでは「logged in as: メールアドレス」部分を確認したいので、カーソルをその付近に持っていってクリックします。

クリックした箇所の要素が自動的に取得され、Trainerにこのように表示されました。Trainerはとても優秀です。
メールアドレスの部分は変数を使って汎用的にしても良さそうですが、ひとまずここではOKとしましょう。

次にログアウトボタンの確認です。「LOG OUT」という文字列の確認でもいいですが、ここでは要素が表示されていることを「is present」を使って確認しています。
確認方法はテストによって様々です。Trainerは様々な確認方法を提供してくれます。
作ったテストを再実行してみよう

作成したテストをTrainer下にある「SAVE」ボタンをクリックして保存します。Trainerのカーソルが一番下に移動しているはずなので、一番最初に戻して実行してみましょう。
Trainerの上部はオーディオプレーヤーのようなUIになっています。レコーディングを止めて、巻き戻し。そして再生をクリックすれば、記録したテストが再実行されます。
クラウド上で実行しよう

ローカルでテストが完成したらいよいよ仕上げです。
保存したテストを開いて、右上の「RUN TEST」をクリックしてください。

アドホックにテスト実行できます。ローカルで動いたテストがクラウド上でも動くか最終確認です。クラウド環境は毎回環境が新しく起動するため、最終確認にはピッタリのクリーンな環境です。
テストしたいブラウザを選んで、ApplicationやEnvironmentを選び実行します。

実行すると「RUN HISTORY」に実行中のテストが表示されます。実行中のテストもブラウザで確認可能ですし、少し待つ時間があるなら、コーヒーでも買いに行って一息入れるのも良いでしょう。

無事成功したようです。念の為、結果を確認しておきましょう。

結果画面はグラフィカルな画面で、状況がひと目で分かるように工夫されています。
各ステップの実行時間やログもばっちり確認できています。情報がたくさんあってびっくりするかもしれませんが、これらの情報は、問題が起きたときの原因特定に役立つはずです。
さて次はなに?
いかがでしたでしょうか? ここまででテスト作成から実行まで、一連の流れをたどってきました。
mablには機能が豊富なので、次にどれからやろうか悩んでしまうかもしれません。そういうときは、よく使われている機能から試してみるのがおすすめです。
たとえば、以下の機能を試してみてください。
・Planを作ってみる。PlanはTestを束ねる重要な機能です。スケジューリングや実行順序を指定できます。
・さらにテストを作ってみる。メールのテスト、条件分岐、変数、FLOWはよく使われる機能です。
Updated 7 months ago